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こころばの「無声の声」

こころについての回想(その3)

「ノストラダムスの大予言シリーズ」だけで無く、五島勉氏の著作はほとんど買って、読みまくった。今になって考えると笑ってしまうような解釈もたくさんあったが、それでもそれらの本が出会いのきっかけになった事も多い。
仏教やキリスト教の思想、文明論という概念、生き方という概念、ユング、老子・・・・・

高校を卒業して音楽学校に通ったもののミュージシャンの夢はあっけなく破れた。
自分がどうすれば良いのかまるでわからなくなった。
気持ちが真っ白になって、そして今で言うニートの生活がはじまった。
親の叱責が心に痛かったが、何をどうすれば良いのかわからず、かと言って苦しい気持ちを告げる勇気も無かった。

「自分って何なのだろう」「社会って何なのだろう」「生きるって何なのだろう」
ニート生活の中で、少しずつ、そんな事を考えはじめた。
仏教思想、キリスト教思想、ユング、老子、文明論、そして自分自身の考えを使って。

やがてサラリーマンになり、行動範囲が広がり出し、「答え」を求めて、色々な事を体験するようになる。

ある時はクリスチャンとして生きた。
ある時はヒーラーとして社会に貢献しようとも思った。
仏教思想の本も色々読んだ。
禅や瞑想に興味を持ち、時には内観も体験した。

でも「答え」はそう簡単には出せない。

会社での人間関係に悩んだり、離婚もしたし、世間の衝撃的なニュースも色々目の当たりにし、いつの間にか、付けたくもない心の傷も色々付いてしまったが、それらをキッカケに「答え」を引き出そうともした。「人間って何なのだろう」「こころって何なのだろう」


でも「答え」はそう簡単には出せない。



そう、「答え」はそう簡単には出せない。今現在も。

僕なりに39年生きてきて、今現在持っている暫定的な答えならある。
でもそれが正解かどうか・・・・おそらくまた色々な体験を通して新しい「暫定的答え」を引き出すのだろう。

考えては「暫定的答え」を引き出し、また考えては「新しい暫定的答え」を引き出し・・・・

その繰り返しの果てに、本当の「答え」があるのだろう。


「生、死、こころ」のテーマはとにかく奥が深い。
そして、不思議な事だが、僕が意識するにせよしないにせよ、このテーマはいつでも僕に寄り添っている。

by まんぼー
by kokoroba_mm | 2007-01-10 19:04 | こころ
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日々の想いを言葉に代えて

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